栃木駅から徒歩11分の場所にある「玉川の湯」は創業136年。風呂場に金魚の水槽があることから金魚湯と呼ばれている。回数券を差し上げる代わりに家を見せてもらう企画で出会ったのは菊地さちよさん(44歳)とその家族。車に同乗させてもらい家までついて行った。午後8時30分に帰宅。自宅の外壁は真っ赤なガルバリウム鋼板。トタンより錆びにくく耐用年数が長いという。家の中には土足のまま入る。夫としのりさん(42歳)が食事中だった。築5年の持ち家で間取りは2LDK。落書き自由で扉や机などには長男うめたくん(11歳)が絵を描いていた。広い庭ではバーベキューやフリーマーケットみたいなイベントもやる。夫の実家は車で5分ほどの場所にあり、出産を機に栃木へ移住した。スーパーまで車で30分かかるのは不便だが、近所の人が野菜などをくれる。うめたくんの部屋の壁には絵が描いてあり、今まで描いた絵も見せてくれた。アートギャラリーをやっている知り合いがおり、小3で初めての個展を開いたら2週間で100人が来て、20~30人が絵を購入してくれた。何かを表現する事が苦手で幼稚園でも1人だけ絵を描けなかったが、両親の一言で絵を描くことが好きになれたという。玉川の湯で菊地さんの家について行ったら…自由に表現する楽しさを覚えた息子を優しく見守る家族の話が聞けました。