コメの価格の高止まりを受け、江藤拓農林水産大臣は21万トンの備蓄米を放出すると発表。来月半ばに放出される15万トンについては、来月末から4月にかけて店頭に並ぶ。越後谷米穀店・佐々木慎吾社長が、コメの厳しい現状について語った。仕入れ値は約2.8倍、7.8.9月はコメがない状態となるという。“令和の米騒動”から半年、コメ不足は解消されていない。コシヒカリは、2440円から4185円に値上がり。一部の卸売業者や生産者などが、より高く売れるタイミングまでコメをストックしているのが原因とみられる。弁当やおにぎりの製造・販売メーカーにも影響が出ている。埼玉県の米飯製造会社には集荷業者からコメが入ってこない状況だという。備蓄米は、コメの供給不足に備え国が保有しているもの。JAなどの集荷業者へ販売を決定。政府は、備蓄米販売の時期は3月半ばとしてている。備蓄米を引き渡した業者には、隔週ごとの報告を義務付ける。