宇部市のときわ公園では14年前の鳥インフルエンザをきっかけに白鳥の飼育が一時、途絶えたが、現在は神戸市の動物園などから譲り受けたコブハクチョウ5羽を飼育している。公園の湖には多くの野鳥が飛来することから、鳥インフルエンザの感染予防のため毎年、秋から初夏にかけてプールを備えた隔離施設で飼育しているが、感染リスクが低くなったとして湖に戻す作業が行われた。飼育員や獣医師が白鳥の体重を計ったり、健康状態を確認したりした。その後、10キロほどの白鳥を抱きかかえて移動し、湖に放した。約8か月ぶりに湖に戻った白鳥たちは、勢いよく泳ぎだし、大きな羽根を広げるなど元気な姿を見せていた。