アメリカの消費について明治安田アメリカの長谷川悠貴が解説。インフレの高止まりによって生活費は高騰しているが、中高所得者層の消費欲は依然として強いとみられる。富裕層の利用が多いアメリカン・エキスプレスの旅行やエンタメ支出の前年比の伸び率は、個人の利用はここ一年で全体を上回る伸びを維持している。シニア層は慎重な一方でZ世代が前年比プラス38%、ミレニアル世代がプラス12%と若い世代が消費を牽引しており、現役世代は物の所有より体験に価値を置くコト消費に対して非常に積極的で、これがアメリカ経済の底堅さを支えている。特にテーマパークやクルーズといった高額レジャーの決算が裏付けている。ユニバーサル・スタジオを持つコムキャストの決算では、去年オープンした新たなテーマパーク需要の強さが示された他、ウォルト・ディズニーのテーマパーク含む売上事業の売上高が過去最高となった。また、先週決算を発表したクルーズ大手のロイヤル・カリビアンも2026年の利益見通しが予想を大きく上回り、決算当日株価は18%異常上昇した。クルーズ船の予約状況などは非常に好調で、ロイヤル・カリビアンの調査によると顧客の40%が来年の旅行支出を増やす計画と回答している。
