きのう奈良県大和郡山市で行われた「第30回全国金魚すくい選手権大会」。コロナの影響で試練の時期もあったという。奈良・大和郡山市では金魚すくい大会が始まった1995年には約7200万匹の金魚が販売されていたが、団地で開催される夏祭りなどが減少したため2023年には約4300万匹まで販売量が落ち込んだ。コロナで祭りが中止されたこともあり、廃業せざるを得ない業者もあった。それでも大和郡山市では2015年から「金魚マイスター養成塾」を開いていて、金魚の飼育方法を学ぶことができる。市が認定するマイスターになると各地で行われるイベントで、こうした知識を広めるボランティア活動に携わることになり、地元中学校の英語教師の協力のもとで英会話を学び、奈良県内のホテルなどで外国人観光客に直接アピールするといった取り組みも行う。大和郡山市長兼全国金魚すくい競技連盟会長・上田清氏は「金魚を飼う文化を広げたい。金魚すくいが終わったら飼い方のチラシを添えて持ち帰ってもらっている」とコメントしている。ジャーナリスト・増田ユリヤは「すぐに死んじゃうというか、なかなか育てるの大変なんですよね。でもペットとしてはいいんじゃないかな」、戦略コンサルタント・日本工業大学大学院技術経営研究科教授・田中道昭は「“すくう”って微妙なネーミングですし、必要なのは力ではなくて優しさとか慎重さ。飼うってところまで文化として続けてほしい」とコメントした。江戸時代には金魚すくいは始まっていたが、当時は手づかみだったという説もある。
