- 出演者
- 島本真衣 大下容子 佐々木亮太 斎藤康貴 林美沙希 林美桜 水越祐一 増田ユリヤ 仁科健吾 田中道昭
オープニング映像。
きのう午後、東北新幹線が車両故障のため約3時間にわたって運転を見合わせた。乗客約6万9000人に影響が出た。きのう午後2時すぎ、東京発・盛岡行きの「やまびこ63号」で、大宮駅~小山駅間を走行中に自動的に非常ブレーキがかかる車両トラブルが発生した。東京駅では運休や遅延を知らせる電光掲示板の前に多くの人が集まっていた。また、仙台駅の改札口周辺にも多くの乗客が集まっていた。今回、東北新幹線の他、山形新幹線と秋田新幹線の一部でも運休や遅れが出るなどした。JR東日本は「非常ブレーキがかかった原因は調査中」としているが、東北新幹線では最近、トラブルが相次いでいる。3月には、はやぶさ・こまち21号で車両の連結が外れて分離するトラブルが発生。6月には新型車両「E8系」で、電力供給装置の不具合から加速できなくなるトラブルが起きるなど、いずれも一時運転を見合わせ多くの乗客に影響が出ている。
オープニング映像。
石川・千里浜の現在の空の中継映像と、出演者の挨拶。
福島県郡山市の住宅に男が侵入し、住人の男性を脅して現金約3万円などを奪い逃走した。男性は頭などにケガをしていて、警察が強盗傷害事件として捜査している。
アメリカ西海岸で山火事が相次いで発生し、強風と熱波の影響で被害はさらに拡大している。AP通信によると、このうちカリフォルニア州北部ではワインで知られるナバ郡を中心に、これまでに約26平方キロメートルが燃え、周辺の500軒近い建物に延焼の危険が迫っている。1200人以上の消防士とヘリコプター10機で消火活動が続いているが、延焼している面積のわずか10%余りしか鎮火に至っていない。この地域では5年前にも同じような山火事で、1500軒以上の建物などに被害が出たという。一方、オレゴン州の山火事でもこれまでに88平方キロメートルが焼失し、約4000軒の建物に避難勧告が出されている。
東京・渋谷の中継映像と、全国の天気予報を伝えた。
新型コロナウイルスの変異株「ニンバス」が猛威をふるい、全国の感染者数が9週連続で増加している。専門家は感染拡大の要因について、猛暑が影響している可能性があるとして、注意を促している。厚生労働省は22日、新型コロナの患者数が1医療機関あたり6.3人と発表。ニンバスはのどの痛みが特徴で、まるでカミソリで切ったかのような激しいのどの痛みと言われている。現場は感染者が日に日に増えていることを実感しているという。7月の暑い時期に増えたという感染者。
感染が拡大している新型コロナウイルス。全国の感染者数は1週間で2万人を超えていて、9週連続の増加となっている。感染が拡大し続けていることについて、いとう王子神谷クリニック・伊藤博道院長は「連日の猛暑が影響している可能性もある」と話す。猛暑による様々な影響が新型コロナの感染拡大に繋がっていると指摘する伊藤院長。また、この暑い時期に欠かせないエアコンについても、感染予防の面では注意が必要だと指摘する。直接エアコンの風を浴びると、粘膜の乾燥につながると話す伊藤院長。さらに閉め切った部屋でエアコンをつけると、換気不足になってしまうという。そこで、エアコンで熱中症対策をしながら換気もする方法について聞くと、「ある程度、換気を短めにして残りの部分は空気清浄機をうまく利用するなどの、ハイブリッドな換気対策が必要になってくるのではないか」と述べた。また、厚生労働省が発表した資料によると、60代以上の高齢者で新型コロナ感染者の入院患者数が増えていることが明らかになっている。今後も残暑が厳しいことが予想される中、どのようなことに気をつければよいのか。専門家が教える感染予防法とは。
今、猛威をふるっている新型コロナ「ニンバス」に関しては、専門家はこの先さらに感染拡大する恐れがあるとみている。伊藤医師によると、この猛暑は様々な面で感染拡大しやすい状態をもたらすという。免疫の低下、換気不足、マスクなしの集まりなどを指摘している。感染拡大に影響している可能性がある猛暑に関して、気象庁の1か月予報を見てみると、厳しい暑さが続くという予想。さらにこの時期は新学期も始まるということで、猛暑と新学期が合わさって感染拡大し、子どもたちに広まってしまうおそれがあるという指摘をしている。感染を防ぐためにはどのような対策をすればよいのか。厚生労働省によると、ニンバスなどはこれまでのものと変わらず、接触感染や飛沫感染で広がるため、マスク、手洗いうがい、こまめな換気、三密に注意。さらに伊藤医師は、「対策をしているつもりでもかかってしまうほどニンバスは、感染力が強い変異株だと考えられる。重症化リスクはこれまでと変わらないとはいえ、悪化して入院する患者は少なくない」と話している。今回の流行をきっかけにもう1度、対策について考えるきっかけにしてほしいという。
「全国金魚すくい選手権大会・30回大会・歴代チャンピオンが集結」、「金正恩総書記・北朝鮮兵を表彰・厚遇のウラにアメリカ・ロシアの関係」。
首都ワシントンに州兵を派遣したアメリカのトランプ大統領は、次にニューヨーク、シカゴの2つの都市に同様の措置をとることを示唆した。トランプ大統領は21日、ワシントンにある警察施設を訪問し、治安維持のため派遣している州兵を激励した。「治安状況は改善している」と自画自賛。そんな中、翌22日、トランプ大統領は他の州にも部隊を派遣する可能性があることを示唆した。トランプ大統領が言及したシカゴやニューヨーク、ボストンは民主党の地盤。トランプ大統領の方針に対し、シカゴのジョンソン市長は、住民と警察の緊張を悪化させ犯罪対策の進展を妨げると反発した。ニューヨークのアダムス市長も、州兵の展開に反対の意向を示している。
民主党地盤への州兵の派遣に力を入れているトランプ大統領だが、もう1つ進めていること「ゲリマンダー」がある。ゲリマンダーとは、選挙区の区割りを自党に有利に変更することで、19世紀初頭、マサチューセッツ州のゲリー元知事が線引した選挙区が怪物サラマンダーに似ていたことから、ゲリマンダーと名付けられた。選挙結果に大きく関与することから、民主主義の観点からは“禁じ手”とみられている。共和党が目をつけたのが、共和党の地盤の中で最も人口の多いテキサス州。時事通信によると、区割り変更は通常、10年に1度の国勢調査に基づいて実態を正確に反映する形で行われるそう。テキサス州は2021年に区割り修正が行われたばかりだという。ところが先月、司法長官が「今の選挙区はゲリマンダーになっている」と是正を求め、これに共和党のアボット知事が呼応する形で区割りを進めたという。23日には州議会上院が法案を可決。この区割り変更はトランプ大統領の要望を受けたもので、トランプ大統領は先月15日、記者団に対して「シンプルな線の引き直しだ。我々は5議席を得る」と主張した。この変更で、共和党有利の選挙区が新たに5つ増えるという。こうしたトランプ政権の強引な手法に、民主党も黙っていない。動いたのは民主党の候補として大統領選への出馬が有力視されるカリフォルニア州のニューサム知事。カリフォルニア州は全米で最も人口が多く、民主党の地盤。14日、ニューサム知事は「ドナルド・トランプ、我々は反撃する」と発言した。カリフォルニア州でも民主党に有利となるような区分けを行うことを示唆した。その言葉通り21日、選挙の区割り変更案がカリフォルニア州議会の両院で可決された。これによって民主党が共和党から5議席を奪う可能性がある。トランプ大統領はなぜ今、禁じ手とされるゲリマンダーにうって出たのか。同志社大学大学院・三牧聖子教授は「秋ごろから関税政策がアメリカの消費者に影響を及ぼし始め、政権への反発は避けられない。今のうちにゲリマンダーという禁じ手に出て、中間選挙を優位にしておきたい狙いがあるのではないか」と話す。
北朝鮮の金正恩総書記が、ロシアに派兵されていた北朝鮮軍の部隊を表彰した。厚遇のウラには米露関係に揺れる事情があるという。北朝鮮メディアは22日、ロシアのクルスク州で戦闘中とされる北朝鮮兵の映像を公開した。韓国の国家情報院によると、北朝鮮はロシアに1万5000人以上を派兵し、4700人以上が死傷したという。同じ22日には、ロシアに派兵された部隊への表彰式が行われたことも報じた。金正恩総書記は派兵について、「歴史的壮挙に対する党と国家、人民の感謝の表れだ」と強調。兵士の顔に両手をあてながら言葉を交わし、抱きしめる場面もあった。北朝鮮軍の映像の公開や部隊への表彰の狙いについて、毎日新聞客員編集委員・鈴木琢磨氏は「いつかはどこかで区切りをして、自分たちの参戦が正しかったと理屈付けをして、それを人民に知らせて、そして金正恩氏の権威を高めたいと、タイミングをずっと狙っていた。本来であればロシアとウクライナの停戦が見えてきたタイミングがベストだが、人民からの不満の高まりから待つことができなかったと推察する」と話す。そしてもう1つ、10月に迎える朝鮮労働党創建80年に向けての狙いもあるという。「朝鮮労働党創建80年の歴史の中でも、もっとも輝かしい偉業の1つだと言いたい」とのこと。
今回の北朝鮮兵への歓待ぶりから、これまでの対露姿勢からの変化を感じると専門家は話す。21日付けの朝鮮労働党の機関紙が報じたのは、金正恩総書記がロシアでウクライナとの戦闘に参加した部隊の指揮官と面会をする様子。金総書記は指揮官らを抱擁し、「世界で最も強い軍隊として地位と名声を定着させた」と伝え、英雄として激励した。金総書記の異例の歓待ぶりはこれだけではない。面会の会場で席につく指揮官らの手元をよく見てみると、たばこと灰皿のようなものが見える。毎日新聞客員編集委員・鈴木琢磨氏は「金総書記が同席での喫煙を許可することは極めて異例なことで、指揮官らに対する厚遇ぶりが伺える」としている。こうした指揮官らの帰還を大々的にアピールする狙いはどこにあるのか。日本時間の16日、米露首脳会談が開かれ停戦の期待もあったがそうはならなかった。鈴木氏は「北朝鮮としては兵を送り続けて死者を出すと、人民や軍からの反発を招くことになる。戦争が続くのであれば、派兵からはフェードアウトしたい考えが表れている。それでもロシアからの支援は欲しいので労働力としての貢献に変更したいのでは」と話す。そして、米露の接近に対する懸念もうかがえるという。鈴木氏によると、「米露首脳会談の直前に金総書記はプーチン大統領と電話会談したことを公開し、蜜月ぶりをアピールしていた。また、米露首脳会談後に兵士の追悼などを報じることで、ロシアに対して自分たちがどれだけ損害を出したか、貢献しているかをアピールし、対価を得たい考えがある」とのこと。
きのう奈良県大和郡山市で第30回全国金魚すくい選手権大会が開催された。全国から約1400人が集結し、各部門で腕前を競った。大和郡山市は江戸時代から金魚の養殖を行っていた歴史があるため、「金魚のまち」として知られている。今回の記念大会では特別な試合も組まれ、「グランドチャンピオン大会2025」には2014年以降に行われた大会で3位までに入った45人が参加。通算5回の優勝を果たした難波輝大さん(22歳)は「(3分間で)40匹から50匹を目指したいけど最初は楽しんでいけたら」とコメントした。難波さんは保育園の年長のころ、屋台で金魚すくいをしたところ、父親が「他の子よりうまい」と感じ、居住地の大阪から大和郡山市にある「金魚すくい道場」に通うようになったという。難波さんは「小中学生の部」で小学2年、5年、6年、中学1年で優勝し、2022年には「一般の部」でも優勝した。現在は全国の大会から招待選手として呼ばれるようになった。大会前日、難波さんの姿は長年通っている金魚すくい道場にあった。難波さんは「屋台だと大きいサイズをすくいたいと思うんですけど大会だと逆です」と話した。難波さんの友人・三宅政太郎さんは「追い込みすくいという技があって、輝大はそれがめっちゃ上手かった」と話した。難波さんもきのう行われたグランドチャンピオン大会に参加したが、優勝したのは去年とおととし一般の部で優勝している下牧竜大さんで、歴代最高記録107匹の記録を持っている。難波さんの記録は26匹で15位だった。
きのう奈良県大和郡山市で行われた「第30回全国金魚すくい選手権大会」。コロナの影響で試練の時期もあったという。奈良・大和郡山市では金魚すくい大会が始まった1995年には約7200万匹の金魚が販売されていたが、団地で開催される夏祭りなどが減少したため2023年には約4300万匹まで販売量が落ち込んだ。コロナで祭りが中止されたこともあり、廃業せざるを得ない業者もあった。それでも大和郡山市では2015年から「金魚マイスター養成塾」を開いていて、金魚の飼育方法を学ぶことができる。市が認定するマイスターになると各地で行われるイベントで、こうした知識を広めるボランティア活動に携わることになり、地元中学校の英語教師の協力のもとで英会話を学び、奈良県内のホテルなどで外国人観光客に直接アピールするといった取り組みも行う。大和郡山市長兼全国金魚すくい競技連盟会長・上田清氏は「金魚を飼う文化を広げたい。金魚すくいが終わったら飼い方のチラシを添えて持ち帰ってもらっている」とコメントしている。ジャーナリスト・増田ユリヤは「すぐに死んじゃうというか、なかなか育てるの大変なんですよね。でもペットとしてはいいんじゃないかな」、戦略コンサルタント・日本工業大学大学院技術経営研究科教授・田中道昭は「“すくう”って微妙なネーミングですし、必要なのは力ではなくて優しさとか慎重さ。飼うってところまで文化として続けてほしい」とコメントした。江戸時代には金魚すくいは始まっていたが、当時は手づかみだったという説もある。
メジャーリーグ・ドジャースの大谷翔平選手がパドレスとの首位攻防戦に1番指名打者で出場し、今シーズン45号ホームランを放った。パドレス・松井裕樹の高めのストレートを叩き、右中間スタンドへ。大谷選手はこれでホームランランキングリーグトップタイとなっている。ドジャース8-2パドレス。ドジャースは地区優勝へのマジック「31」が点灯した。
24日はウクライナの旧ソ連からの独立記念日であると同時にロシアによる侵攻から3年半となった。首都・キーウで式典が開かれ、犠牲者へ黙とうが捧げられた。ウクライナ・ゼレンスキー大統領はビデオメッセージで「私たちの未来は私たちが決める。世界はそれを知っている」と述べ、停戦交渉でロシアに妥協しない考えを示した。イギリス・ロンドンの首相官邸前では多くの人がウクライナの国旗を掲げ、「ウクライナに自由を」などと訴えている。ウクライナを支持する集会は世界各地で開かれ、パリではエッフェル塔が青と黄色のウクライナ国旗の色にライトアップされた。増田ユリヤは「この前、米ロ首脳会談が行われましたが、まだまだ時間がかかりそうだと見せつけられている中で、ウクライナの人たちは停戦してほしい、安全を保証してほしいという思いでいっぱいだと思う。何か落としどころを決めて、とにかく停戦をして前に進んで行ってほしい」とコメントした。
23日、アメリカ・ジャクソンホールで行われたシンポジウムに登壇した日本銀行の植田総裁は「大きな負の需要ショックが生じない限り労働市場は引き締まった状態が続き、賃金には上昇圧力がかかり続ける」と発言した。賃金上昇の要因として、人手不足による人材獲得競争の高まりや、転職市場の活性化などを挙げている。また、人材確保の手段として、学童保育の拡充を通じた正社員比率の引き上げなどがあるとして、外国人労働者を増やしていくかについてはさらなる議論が必要だと述べた。戦略コンサルタント・日本工大大学院MOT教授・田中道昭は「大きな注目を集めたのはFRBのパウエル議長ですけれど、利下げを示唆したということで株価が大きく下がりました。今後、トランプ政権とFRBとの攻防が注目される」とコメントした。