きのう奈良県大和郡山市で第30回全国金魚すくい選手権大会が開催された。全国から約1400人が集結し、各部門で腕前を競った。大和郡山市は江戸時代から金魚の養殖を行っていた歴史があるため、「金魚のまち」として知られている。今回の記念大会では特別な試合も組まれ、「グランドチャンピオン大会2025」には2014年以降に行われた大会で3位までに入った45人が参加。通算5回の優勝を果たした難波輝大さん(22歳)は「(3分間で)40匹から50匹を目指したいけど最初は楽しんでいけたら」とコメントした。難波さんは保育園の年長のころ、屋台で金魚すくいをしたところ、父親が「他の子よりうまい」と感じ、居住地の大阪から大和郡山市にある「金魚すくい道場」に通うようになったという。難波さんは「小中学生の部」で小学2年、5年、6年、中学1年で優勝し、2022年には「一般の部」でも優勝した。現在は全国の大会から招待選手として呼ばれるようになった。大会前日、難波さんの姿は長年通っている金魚すくい道場にあった。難波さんは「屋台だと大きいサイズをすくいたいと思うんですけど大会だと逆です」と話した。難波さんの友人・三宅政太郎さんは「追い込みすくいという技があって、輝大はそれがめっちゃ上手かった」と話した。難波さんもきのう行われたグランドチャンピオン大会に参加したが、優勝したのは去年とおととし一般の部で優勝している下牧竜大さんで、歴代最高記録107匹の記録を持っている。難波さんの記録は26匹で15位だった。
