おととい羽田空港にはこれから海外へ飛び立つ日本人の姿が。同じゴールデンウィークの海外旅行でもピークを過ぎる後半は少しお得な金額に。また、円相場は160円台から151円台までに。1週間で1ドル当たり約8円も価値が変動。円安ピークを海外で過ごした人たちは「朝昼とかは持って行って食費を抑えるようにした」と話す。ある夫婦はウェディングフォトを撮るためパリを訪れた。「帰ってクレジットの請求を見て顔面蒼白かな」と話した。クレジットカードは一般的に利用代金のデータがカード会社にいつ届くかでレートが決まる。シンガポールで過ごした赤松さん親子。3歳の娘は初海外。また、2019年に結婚した赤松さん夫婦にとっても新婚旅行を兼ねたものだった。一家にゴールデンウィークで起きた円高の動きについて聞いてみると「知らなかった」と話した。出国時は円安で外貨への両替は高いレートに。しかし、帰国時は円高だった。両替はせず家に持ち帰ることにした人も。一方で大金を動かす投資家。別の国の通過をレバレッジをかけて投資し利益を狙うFXの取引では円の急激な変動で泣きを見る人が。-1298万円となった男性。先月上旬、1ドル152円台になり円高に転じると予想。しかし、一時160円台など期待とは逆の方向に。その後、改めて円高に賭け円を買い込んだ男性。為替介入とみられる動きを当て約700万円を取り返すことに成功している。一方で投資家同士のネットワーク拡大をコンセプトにするバー。外貨の取引で損失が出たのは店長だった。「10年以上やっていますけど最大の損失」と話した。大きく揺らぐ円の価値に旅行客も投資家も振り回されるゴールデンウィークとなった。