電気自動車の補助金廃止を掲げるトランプ氏に電気自動車メーカーのトップでもあるイーロンマスク氏が接近した理由とは。マスク氏が重要視しているのはさまざまな事業分野での規制緩和とみられる。マスク氏は自動運転タクシー「サイバーキャブ」をお披露目したばかり。自動運転車の規制は州ごとに異なるためマスク氏は煩わしさを嘆いていた。トランプ氏に対し「スペースXの社員を国防長官クラスの重要ポストに起用するよう要求した」(ニューヨークタイムズ)との現地報道もあり、人事がどうなるか世界が注目している。日本総合研究所研究員・栂野裕貴が「EVの補助金がなくなればテスラ以外の新興メーカーへの逆風になると考えて賛同している可能性がある。生成AIや宇宙、ロケット分野などに関する規制をトランプ氏が緩和してくれると見込んで支持に動いたと考えられる」とコメント。