6日、勝利宣言を行ったペゼシュキアン氏。欧米との対話を重視する改革派で、5日に行われたイラン大統領選挙の決戦投票で53%余りの票を獲得し、欧米との対立をいとわない保守強硬派のジャリリ氏を破って当選した。現状に不満を持つ人たちの受け皿として支持を伸ばし、選挙戦で訴えた経済制裁の解除と核合意の立て直しに向け、欧米との関係改善を目指していくものとみられる。ただ、最高指導者・ハメネイ師は声明で、ことし5月にヘリコプター事故で亡くなった保守強硬派のライシ大統領の路線継続を求めた。また、イラン議会は保守派が掌握しているため、政策転換を実現できるかが焦点となる。
イランで行われた大統領選挙の決選投票は欧米との対話を重視する改革派のペゼシュキアン氏が当選した。ペゼシュキアン氏が掲げる融和的な外交政策への転換を実現するには大きく2つの課題がある。最高指導者・ハメネイ師の理解をどう得るか。欧米側の信頼をどう得るか。
イランで行われた大統領選挙の決選投票は欧米との対話を重視する改革派のペゼシュキアン氏が当選した。ペゼシュキアン氏が掲げる融和的な外交政策への転換を実現するには大きく2つの課題がある。最高指導者・ハメネイ師の理解をどう得るか。欧米側の信頼をどう得るか。