- 出演者
- 伊藤良司 西川典孝 林田理沙 久保井朝美 ホルコムジャック和馬 豊島実季
オープニング映像
テヘラン市内にあるペゼシュキアン氏の陣営。投票から一夜明け当選を祝おうと多くの人が駆けつけている。ペゼシュキアン氏は早速SNSに投稿。「これは始まりにすぎない」と今後の政権への支持を訴えた。改革派と保守強硬派の決選投票。イラン議会の副議長などを務めたペゼシュキアン氏は、保守強硬派のジャリリ氏に300万票近い差をつけて勝利した。選挙戦でペゼシュキアン氏は、経済制裁の解除に向けて核合意の立て直しを訴え、今後、欧米と対立を深めてきたライシ政権の外交政策からの転換を図り、関係改善を目指していくことになると見られる。
土屋悠志がテヘランから中継。改革派の勝利の背景には、保守強硬派の政権運営に対する市民の強い不満がある。イランでは経済制裁が解除される見通しがきかない中、通貨の暴落やインフレが市民の暮らしを圧迫。ペゼシュキアン氏は、現状を打破してほしいという人たちの受け皿になったと見られる。ただ、これまでの国際協調路線の政権も成果を十分にもたらせなかったため、市民の期待にどこまで応えられるかは不透明。実際に市民に話を聞くと、期待の答えとともに政治への冷めた声も入りまじっている。(世界への影響について)今のところ影響は限定的と見られる。イランを巡っては国際的な枠組みである核合意が機能せず、経済制裁を科されている影響で、日本をはじめ多くの国とのビジネスが滞っている。当選したペゼシュキアン氏は欧米と関係を改善し、核合意を立て直したいと訴えているが、外交や安全保障の重要問題を巡る決定は最高指導者ハメネイ師の意向に大きく左右される。そのハメネイ師は声明を発表し、新たな大統領には、死亡した保守強硬派のライシ大統領の道を継承するよう促しており、いわば、急な方針転換にくぎを刺した形。新たな政権の先行きは前途多難と言えそう。
石川県能登町で行われている「あばれ祭」の様子を紹介。元日の地震から半年。祭りに込めた思いを取材した。祭りの前日の今週木曜日、神社を訪ねると地域の人たちが祭りに向け準備を進めていた。神社の鳥居は地震で倒壊したが竹を使った仮の鳥居が完成。ことしの「あばれ祭」のポスターには復興祈願という文字も。宇出津祭礼委員会・新谷俊英委員長は、仲間意識 団結できるようななにか力が出るんじゃないかと、復興のシンボルになればいいと話していた。ただ、祭りへの参加は簡単ではなかったという。町内会の1つで世話役を務める川崎智さんは、当初は祭りについて考える余裕すらなかった。地震の爪痕がまだ残る中、参加を見送った町内会も一部あった。そうした中、川崎さんの背中を後押ししたのは若者などからのことば。川崎さんは地域のために祭りは欠かせないと考えるようになった。町内会で何度も話し合いを繰り返し、祭りへの参加を決めた。今回の祭りは支援の輪も広がっている。人手が足りない町内会もボランティアの手をかりて参加した。町内会の若者頭・小路芳宏さんは、自分たちの祭り、他県の方の力を借りなければならないのかと、なんとか能登町を盛り上げたい気持ちできていただいているのですごく有り難いと話していた。
昨日のあばれ祭り初日。若者と一緒にキリコをかつぐ川崎さんの姿があった。復興願って乱舞するキリコ。能登町では今も尚、壊れた家屋がそのままになっているところがあって、なかなか復興が進まないことに更にしんどさを感じると話す人もいたと林田アナが伝えた。
あす、投票が行われる”東京都知事選挙”で、実際には立候補していない人が立候補表明する”なりすまし立候補”に注意だ。今回の都知事選挙は、過去最多の56人が立候補した。これに伴いSNS上では、実際には立候補していないのに立候補したと偽の情報を発信した人が、複数確認されている。旧ツイッターのXには、「立候補する」という文言に加えて選挙ポスターのような画像が添えられている。しかし、この投稿者は実際には立候補していない”なりすまし立候補”だという。こうしたSNS上での”なりすまし立候補者”は、今回確認できただけでも7人いたという。また閲覧件数は合わせて200万回以上となっている。コメント欄には「やめてほしい」と否定的なコメントがある一方で、「投票します」といった応援するような内容もあった。実際の立候補者だと勘違いしているひとがいる可能性もある。
東京都知事選挙の立候補者について都知事選に関連したキーワードで旧ツイッターのXを検索してみたところ、一番上の投稿に、知事選の有力候補だという書き込みとともに女性がマイクの前に立つ画像が出てきた。しかし、この画像は元々は他のSNSアカウントが投稿したもので、専用のソフトで検証すると”生成AIで作られた可能性”があるという結果が出た。この投稿はこれまでに閲覧された回数が227万回に上っている。
選挙を所管する総務省に聞いたところ、”SNS上で立候補を装ったことのみをもって公職選挙法違反とは言えないのではないか”と回答があった。動画投稿サイト「YouTube」や旧ツイッターの「X」は、一定の閲覧数があると収益を得られる仕組みがある。デジタルと選挙に詳しい明治大学の湯浅墾道教授は、こうしたビジネスモデルを「アテンションエコノミー」と述べた。また「”立候補しました”と偽る人間が増えれば増えるほど、本当に立候補した人の情報がその分薄まっていく希釈化されていくという悪影響が出る」述べた。今回の都知事選は過去最多の56人が立候補しているが、公職選挙法にネットの選挙運動が規定されたのは10年以上前で、今回のような”なりすまし”の立候補など選挙を利用してネット上で収益を得るということまでは想定されていない。今回の都知事選では選挙ポスターをめぐっても全裸に近い女性の画像が掲示されるなど警視庁が警告を行ったというケースも相次いでいた。専門家は、”選挙のエンターテイメント化”の指摘をしている。公職選挙法が想定しない問題だとして、法律の見直しも含めて対応を検討する動きが各党でも出ている。選挙制度に詳しい日本大学法学部の安野修右専任講師によると、”投票が正しく反映されないおそれ”や”長期的に選挙・政治への信頼喪失”つながっていくと指摘している。事実かわからない情報は、安易に拡散しないことが大切だとしている。情報源が確かなものを元に判断していただきたいということだ。
富士山の山梨県側では今年から5合目の入り口でリストバンドの提示が必要となった。通行料として1人あたり2000円を支払うことで入手することができる。登山者の上限数は1日あたり4000人に制限される。専用のサイトでの事前予約が推奨されている。また、午後4時から翌日の午前3時までは登山道が閉鎖される。背景にあるのは山頂付近の混雑などの問題。去年の7月から9月の間に山梨県側のルートだけでおよそ14万人の登山者が訪れた。さらに宿泊する山小屋に空きがないなどの理由から夜通しで山を登る弾丸登山や登山道などで仮眠をとる人の増加やゴミの投棄の問題などが人数制限に踏み切った理由。
環境保護を目的に人数制限をいち早く取り入れた山が台湾にある。最高峰3952メートルの玉山で壮大な景色は海外の登山者からも人気がある。登山者の数は1日あたり200人程度に制限され、日帰りも宿泊登山も1か月前までに申請する必要があり、これらを守らない場合は約1万4000円の罰金などの処罰が課される。山小屋での宿泊も事前の予約と前払いが必須となっている。管理事務所では1か月後の宿泊者を決める抽選が行われ、定員116人に対して倍率約8倍の946人が応募していた。制限は徹底されているが多くの登山者は規制に対して好意的であり、以前は見られなかった動物などが確認されるなど、実際に自然環境の保護にもつながっている。
近年、オーバーツーリズムに対して様々な対策が取られている。インドネシアにある世界遺産のボロブドゥール寺院では、入場者数を1日あたり1200人に制限している。イタリアの世界遺産ベネチアでは4月から試験的に日帰り観光客に対し日本円で約870円の入場料を課している。しかし、規制の方法を巡って議論になっているケースもある。世界自然遺産に登録されている沖縄県・西表島では名所の滝の直ぐ近くに髪ゴムやお菓子の袋などのゴミが投棄されていた。岩に残された何本もの傷は靴底によってつけられたものと思われる。竹富町では1つの事業者が1日に案内できる観光客数などの上限を定めた。一方、事業者の一つが規制の手法に問題があるとして訴えを起こした。事業規模に関わらずガイド可能な人数を一律に制限するやり方が自由な経済活動を妨げると主張。観光客の総数制限をかけた上での自由競争の担保が必要であるとしている。観光分野に詳しい日本総合研究所の高坂晶子氏は「地域社会全体で資源を守るにはどうすればいいかという枠組みで考えることで合意形成が進められることが望ましい」とコメント。
ファン投票でナ・リーグの指名打者部門1位に選ばれ、4年連続4回目のオールスターゲーム先発出場を決定した大谷翔平選手は7月5日に30歳の誕生日を迎えた。
誕生日にあわせてきのうから行われているイベントは、映像や年表で活躍ぶりに触れられるほか人柄も垣間見ることができる名言も注目されていた。大谷選手の出身地で見頃を迎えたのが、地元の農家などが企画した田んぼアート。奥州市の事務所では、大谷の成績を看板に掲げ6年前から毎試合のように更新している。大谷の母校で親しまれているのが、大谷から全国の小学校に贈られたグローブ。この学校では予約制にしているが、順番待ちになる人気だという。
フィリップセトン駐日大使に、地元で開かれるオリンピックの魅力について聞いた。注目される開会式は、セーヌ川で行われる。セーヌ川では競技開催へ向け水質改善が課題になっている。開会式の演出の詳細は公表されていないが、歌を披露すると噂されているのが女性歌手のアヤ・ナカムラさん。アフリカ・マリ出身で日本にゆかりはない。フランス語圏で最も人気のある歌手の一人で、YouTubeの視聴回数が10億回に迫るヒット曲もある。ただ、フランス国内では一部からルーツなどを理由にフランスを代表していないとして反対する声も上がっている。世界では、ロシアによるウクライナ侵攻やガザ地区での戦闘が続いている。セトン大使は、私たちはオリンピック休戦を強く訴えている、つかの間の休息や人間性を取り戻すことにつながるなどと話した。パリではセーヌ川の水質が改善したことをアピールするため、イダルゴ市長がマクロン大統領を誘って泳ぐと話している。
夜も熱中症に気をつけるよう呼びかけるなどし、全国の天気予報を伝えた。
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レッドソックス吉田正尚とカブスの鈴木誠也が豪快な一発。さらに、誕生日を迎えたドジャース・大谷翔平の活躍は。吉田は同地区のライバルヤンキースとの対戦。今シーズン3号は土壇場で同点に追いつくスリーランホームラン。試合は延長戦に入りレッドソックスが勝利した。レッドソックス5−3ヤンキース。レッドソックス・吉田正尚のコメント。
きょう、7月5日に30歳の誕生日を迎えたドジャース・大谷翔平。前の試合から6打席連続三振で、大リーグ自己ワーストとなった。みずからの誕生日を祝うヒットは生まれなかった。ドジャース8−5ブルワーズ。
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セリーグ首位の広島は、35回と3分の1イニング連続無失点中の大瀬良大地が先発。大瀬良の連続無失点は37回3分の1イニングで途切れた。中日2−1広島(名古屋・バンテリン)。