テーマ「AI時代の経営論“ループを閉じる”」。LayerX・中村龍矢の解説。“ループを閉じる”とは、人とAIが仕事をして結果が出ると、AIが結果から学び、次はよい良い仕事へとAI自身が改善の輪を回し続けること。具体例ではGoogle検索、Amazonのおすすめ商品の仕組み。自分たちの中でやり切ることができている企業はまだ少ない。マイクロソフト・ナデラCEOも企業に構築したループがこれからの企業において新しい知的財産になると言っている。早くループを構築して回し始めた企業は簡単に追いつけない競争優位性を手にする。カスタマーサポートの事例では問い合わせにAIが解答し、未解決は人が対応してログを蓄積し学習・改善していく。Sierra AIは設立約3年で企業価値が2.5兆円。小売り・金融・サービス業向けに“ループを閉じる”仕組みを提供している。約9割の問い合わせにAIが対応している。Anthropicの“Fable”など最新のモデルを使うとトークンコストがかさんでいくが、効果を売上・利益につなげる価値を判定できる会社と効果が見えずコストにおじけづく価値を判定できない会社で差がつく。ループを閉じる時に必要以上に人間がループに挟まらず、ループの外側から観測することが重要。個人でAIを使うことはループが閉じていないため、組織的に仕組みを作っていくことが重要。
