伊江島の川平地区で取材をした。島らっきょうを作っている人に出会う。あなたの神様を教えて下さいと訊ねた。らっきょう作りをしている知念和幸さんだという。きれいならっきょうを作るという。土にこだわって、畑にこだわる名人だとのこと。島らっきょうは、疲労回復、便秘解消、血液サラサラにしてくれる。伊江島は土壌の水はけがいい。沖縄県の島らっきょうの70パーセントは伊江島産だ。県内一の出荷量を占める。さっそく知念和幸さんに会った。もともとは葉たばこ農家だったという。17年前から島らっきょうをつくりはじめた。いまでは年間で5-6トンを生産。深く植えないと長くならないという。島尻マージという赤土だ。水はけのいいところにらっきょうは育つ。コメができるところには育たないという。水はけがいいので深くまで植えても根腐 れしない。知念さんは、土質にこだわる。サトウキビを収穫した畑に植えたほうが、ベターだとのこと。サトウキビの枯れ葉があり、枯れ葉が土に混ざる。繊維質が土に入ることになる。土がフワフワし、堆肥で力がつく。サトウキビは沖縄の基幹作物で、紅芋、落花生に欠かせない作物だという。2年サトウキビを育てたあと、島らっきょうを作るという。島らっきょうがおいしいのは12月1月に収穫したものがおいしいという。夏は辛味がたち、冬は甘味が増す。9月から10月に植えて、3月に収穫のピークを迎える。伊江島では3月6日を島らっきょうの日としている。なぜ6日なのか。数字の6に似ているからだという。奥様がつけた島らっきょうの酢漬けをいただく。伊江島から島らっきょうの酢漬けが届いた。スタジオでいただく。シャキシャキ感があるという。