本田悦朗さんは高市氏の経済政策ブレーンとされている。総理になる前は食事会などをしていたが、今はメールでのやり取りで考えを伝えているという。ガソリン、軽油引取税の暫定税率は与野党6党で合意。電気ガス料金の補助は臨時国会で補正予算成立。年収の壁の見直しは議論が進められている。これらの政策を進める上で高市総理は「責任ある積極財政」を掲げている。積極とは戦略的に政府が支出すること、責任とは所得・投資を押し上げる責任、財政の持続可能性の責任。国が借金してでも経済成長や景気を優先してお金を使うということ。これにより、所得が上がり税収も増えて財政が健全化する。高市政権はアベノミクスを継承しているサナエノミクスという経済政策を打ち出している。同じ所は大胆な金融緩和、機動的な財政出動。変更したのは、大胆な危機管理投資と成長投資。サナエノミクスが成功した場合は、賃金が上がり、消費が上がり、企業利益が上がるという好循環が生まれる。本田さんは今後のポイントについて、どのくらいの財政を活用できるのか?財政余力は毎年10兆円程度であるとされている。
