食料安全保障の強化に向けた動きについて。農林水産省は、国内での食料の安定供給を維持していくためには、生産者だけでなくサプライチェーン全体を下支えする必要があるとして、食に関わる加工業者や卸売業者、それに小売り業者などを支援する新たな制度を導入する方針。具体的にはロボットなどの先端技術を活用した設備投資、企業買収や新たなビジネスへの参入を通じた規模拡大などを国が認定し、支援することが想定されているという。農林水産省はこうした新たな制度を法律に盛り込みたい考えで、来年の通常国会に向けて詰めの検討を進めることにしている。