大分市にある高崎山自然動物園は、野生のサルに餌付けする観光地として知られていて、餌の量を把握するため、50年以上前から毎年この時期に山に生息するサルの数を調べている。調査は、今月21日から5日間にわたって行われていてきょう、動物園の職員や市民ボランティアなど計30人あまりが参加した。参加者たちは午前7時半ごろから山に入り、斜面に沿って10メートルほどの間隔で列を作り、餌を求めて山を降りるサルが、自分の前を通過した際に年齢や性別ごとに数えてノートに記録していた。動物園によると、去年の調査では922匹のサルが確認され、ことしも大きな増減はないとみられるという。