ロシア・サンクトペテルブルク国際経済フォーラム。ロシアへの投資促進を目的とした会議で97年から開催されている。ウクライナ戦争前の2018年には当時の安倍総理やフランス・マクロン大統領などG7の首脳や当時、IMF(国際通貨基金)の専務理事だったECB・ラガルド総裁なども出席し西側陣営の首脳も複数参加する重要な会議だった。しかし、ウクライナへの軍事侵攻で欧米との対立が激しくなり会議の風景は一変している。5日に会議の会場に姿を現したのはアフガニスタンのイスラム主義組織タリバンの暫定政権の幹部ら。アフガニスタンから米軍を追い出し今はロシアとの関係を深めている。その他にも強権的な支配が批判されることもあるアフリカ、ジンバブエの大統領や南米ボリビアの大統領など欧米以外の複数の政治リーダーが参加している。7日にはプーチン大統領の演説も控えていてさらに強硬な発言が出るのか、注目される。