女性が仕事で活躍するため欠かせないのが夫との育児などの分担。政府は昨年度30%だった男性の育休取得率を50%にする目標を掲げている。都内で暮らす寺師さん一家。2歳の男の子と8か月の女の子がいる4人家族。夫の拓也さんは去年7月、出産に合わせて育休を取得した。拓也さんは育休中に子供の食事や寝かしつけなどを積極的に行ったため、妻のまどかさんが仕事に復帰しても安心して育児を分担できるという。拓也さんの育休期間は2人合わせると1年。長期間の育休取得で業務はスムーズに引き継げたのか。サントリーでは育休中に同僚に引き継ぎたい仕事内容や育児で優先したいことなど仕事と育児を両立するための計画書を育休を取る5か月前までに提出してもらうことで仕事の引き継ぎなどもスムーズに行うことができる。サントリーでは10年以上前から男性育休の取得率アップに取り組んできたが、こうした取り組みもあり去年は育休取得率が100%を達成した。