岡三証券の荻原さんに話を聞く。アメリカ年末商戦について荻原さんは「一時期にくらべ勢いはなくなっている。ただ消費は堅調。年末商戦では売上高が前の年から4%程度増加すると予想されているがオンラインでの売上高はとくに好調な見通し。アマゾンのPrime Big Deal Daysでも去年の同じ時期のセールを上回る売上。実店舗を構えるターゲットやウォルマートなどの来店客数は8月9月は前月を下回っているという推計もある。2022年のセール満足度ではターゲットやウォルマートがアマゾンを上回っている。9月まで買い物を控えたぶん、ターゲットやウォルマートのセールに足を運ぶ可能性も高い。万引被害への業績懸念が高まっている。被害が多い地域の窃盗犯罪件数は足元で減少。サンフランシスコでは半減。被害はピークを超え、利益の押し下げ圧力も弱まると考えられる。過剰在庫は解消が進み利益を稼ぎやすい状態になっている」などと述べた。