- 出演者
- 矢内雄一郎 相内優香 池谷亨 平出真有 井出真吾 柴山和久 細貝広孝 青木大樹
オープニング映像が流れ出演者が挨拶をした。
NY株式・米10年国債・ナスダック・ダウ・セクター別騰落率・為替の値動きについて伝えた。
NY連銀が発表した9月の期待インフレ率の中央値は3.67%となり2ヶ月連続で前月から上昇した。
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- ニューヨーク連邦準備銀行期待インフレ率
ペプシコが発表した7-9月期の決算は1年前から増収増益で1株利益も市場予想を上回った。平均で11%値上げしたことが業績に寄与した。
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- ペプシコ
岡三証券荻原氏に話を伺う。FRB内部においても利上げ打ち止めのムードが高まっているとのこと。長期金利の上昇により株式相場も上昇に転じると思う。1.3%増益予想もGDPは高成長を見込まれていることから予想を上回る企業も多数になると見られるとのこと。
金利・商品・欧州株式・株式先物の値動きについて伝えた。
来年のIMF世界実質成長率は0.1ポイント引き下げられた。全体ではソフトランディングな可能性が高まっている印象。アメリカは労働市場が堅調なのでインフレが減速していくなかでも賃金は大きな減速ではない。アメリカはAIに支えられて株式市場も強いのでこの資産効果などがある。弱いのは中国。不動産市場が低迷しているのでここからくる消費者のセンチメントが下がっているので来年も尾を引くのではと指摘した。
きょうの為替は。三菱UFJ信託銀行の酒井さんに聞く。ドル円予想レンジ:148.00円~149.50円。注目ポイント:原油価格の同行と為替相場。酒井さんは「原油在庫はアメリカ国内の最大の原油貯蔵拠点であるクッシングの在庫は昨年7月以来の低水準まで減少していまして当面は原油の供給不足が価格の下支えとなる可能性があります」「1月から日量約120万バレルも減産。アメリカの掘削リグ稼働数も減少傾向」「原油価格と日本の期待インフレは連動。原油価格が上昇すればそれが期待インフレを押し上げ日本の実質金利が低下し円安に作用します」などと話した。
10年国債、上海総合指数、世界の株価(10)、株式先物の値を伝えた。
きょうの株は。ニッセイ基礎研究所の井出さんに聞く。日経平均予想レンジ:31500円~32000円。注目ポイント:高まる上方修正期待。井出さんは「去年まで10年間の平均では通期の予想経常利益を第1四半期決算時点で上方修正した企業hあ9.2%だったんですね。これを追跡調査するとこの9.2%の企業のうち62%が中間決算でもう一回上方修正したんです」「24年3月期は第1四半期決算時点で上方修正した企業が10.4%、過去10年の平均よりも多かったんですね。つまり今回の中間決算で上方修正する企業も例年より多くなると想定されます」「今期は進ちょく率が高い」などと話した。
きょう、国内ではイオン・ABCマートなどの決算が発表される。アメリカでは9月のPPI(生産者物価指数)が発表される。9/19~20に開催されたFOMCの議事要旨が公表される。
井出さんはアメリカの生産者物価について、企業業績だけではなく消費者物価やFRBの金融政策に影響するので重要だと話した。消費者物価指数は6ヶ月ほどのタイムラグで生産者物価指数に連動している。原油価格が上がると数ヶ月遅れでPPIが上がり、さらに数ヶ月遅れでCPIも上がるためこれからPPI・CPIは上がると見られる。中東情勢が悪化すると地政学リスクでのリスクオフに加えてマーケットはインフレ再燃リスクを意識するようになるかもしれないとコメントした。
全国の気象情報を伝えた。
青木さんは「9月のアメリカ雇用統計を見てみると、年内の利上げはないと見ています。比較的低賃金の業種が強く、実際には名目賃金上昇率は、前月から減速しています。今週もCPIが注目されていますが、徐々にインフレの圧力が深まっていることが確認できます。10-12月期と来年1-3月期では、私は減速を見ています。その背景には、原油価格の影響、学生ローンの支払い再開、UAWのストライキがあると見ています。マッカーシー前下院議長が解任され、来月の期限までに会計年度予算が成立するか非常に不透明であることも警戒材料となっています。短期のこういった不透明予想というのは株価を押し下げる要因かと思いますが、過去の例を見ると、利上げの終了は非常に重要で、終了とともに長期金利は低下局面に入り、株式市場は上昇したケースが多いです。マーケットは過去に起きたショックにすぐ対応する傾向がありますが、過去にないショックが起きた場合平均して株価が30%下がる傾向があります。我々は来年に向け、80%の確率で株価が上がり、20%の確率で大きく下落と見ています」など話した。
NY株式の値動きを伝えた。
岡三証券の荻原さんに話を聞く。アメリカ年末商戦について荻原さんは「一時期にくらべ勢いはなくなっている。ただ消費は堅調。年末商戦では売上高が前の年から4%程度増加すると予想されているがオンラインでの売上高はとくに好調な見通し。アマゾンのPrime Big Deal Daysでも去年の同じ時期のセールを上回る売上。実店舗を構えるターゲットやウォルマートなどの来店客数は8月9月は前月を下回っているという推計もある。2022年のセール満足度ではターゲットやウォルマートがアマゾンを上回っている。9月まで買い物を控えたぶん、ターゲットやウォルマートのセールに足を運ぶ可能性も高い。万引被害への業績懸念が高まっている。被害が多い地域の窃盗犯罪件数は足元で減少。サンフランシスコでは半減。被害はピークを超え、利益の押し下げ圧力も弱まると考えられる。過剰在庫は解消が進み利益を稼ぎやすい状態になっている」などと述べた。
為替・金利・商品の値動きを伝えた。
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