2023年10月3日放送 5:45 - 7:05 テレビ東京

モーサテ
【「ブラックマンデー再来」説】

出演者
矢内雄一郎 池谷亨 片渕茜 平出真有 中原みなみ 深谷幸司 大橋英敏 今瀧健登 
(オープニング)
オープニング

オープニングの挨拶。

(経済情報)
NY株式/ダウ/米10年国債/ナスダック/セクター別騰落率(2日)/為替

NY株式、米10年国債、為替の値動きを伝えた。政府機関の閉鎖は土壇場で回避されたがダウは一時300ドル近く下落。株価の重荷となったのが金利上昇。債権市場では10年債利回りが一時4.7%台と高水準。IT大手などハイテク株は底堅い。NVIDIAは3%近く上昇。

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NVIDIAS&P 500ダウ・ジョーンズ工業株価平均ナスダック総合指数円相場
(ニュース)
10カ月ぶりの水準に改善

9月のISM製造業景気指数は49と8月から1.4ポイント上昇した。市場予想を上回り、2022年11月以来、10カ月ぶりの水準に改善した。ただ、好況と不況の分かれ目である「50」を11カ月連続で下回っている。項目別では、「新規受注」や「生産」、「雇用」が上昇した。一方、「支払い価格」は低下した。

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ISM製造業景気指数
中国成長率 4.4%に引き下げ

世界銀行は中国の2024年の成長率の見通しを4.4%と、4月時点の4.8%から引き下げた。不動産セクターの低迷や、ゼロコロナ政策解除後の経済回復が勢いを失っていることを理由としている。また、中国を含む東アジア・太平洋地域の成長率も4月時点の4.8%から4.5%に下方修正した。欧米の高いインフレや保護主義の政策など外的な要因が下押しするとしている。

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ゼロコロナ政策世界銀行中国
金融政策巡り相次ぎ発言

FRBで金融監督を担当するバー副議長は2日、ニューヨークで開かれたイベントで講演し金融政策の決定は慎重に進めることができるとした上で「最大の問題は追加利上げが必要かどうかではなく、引き締め的な金利水準をどのくらい長く維持するかだ」との見方を示した。一方、FRBのボウマン理事は2日、「インフレ率は依然高すぎる」とし、目標の2%まで低下させるには「更なる利上げを行い、引き締め的な金利水準をしばらく維持することが適切だろう」との考えを明らかにした。

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ニューヨーク(アメリカ)マイケル・バーミシェル・ボウマン連邦準備制度理事会
テスラ納入 1年ぶり減少

EV大手のテスラが発表した7月から9月期の納入台数は全世界で43万5,059台だった。前の四半期から6.7%のマイナスとなり、約1年ぶりに減少した。アメリカや中国などの工場改修に伴い、生産停止を行ったことが響いた。一方、新興EVメーカーのリビアンの納入台数は1万5,564台で、前の四半期から23%増加し、市場予想も上回った。生産台数は1万6,304台で、年間5万2,000台の目標に向けて順調だとしている。

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テスラリビアン・オートモーティブ電気自動車
キーウでEU外相会合

EU(ヨーロッパ連合)は2日、ロシアの侵攻を受けるウクライナの首都キーウで、外相会合を開いた。EU域外での開催は初めてで、EUの外相に当たるボレル外交安全保障上級代表やウクライナのゼレンスキー大統領のほかEUに加盟する27カ国の外相らが集まった。ボレル氏は会合後の記者会見でウクライナに対し、2024年最大50億ユーロ(約7,800億円)の支援を提案したと明らかにした。

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キーウ(ウクライナ)ジョセップ・ボレル・フォンテジェスヴォロディミル・ゼレンスキー欧州連合
(経済情報)
金利上昇もナスダック堅調/上値の重い展開続く?

大和証券キャピタルマーケッツアメリカ・矢澤さんは「四半期末を通過し、需給的な不透明要素が解消されたことがナスダックが堅調な値動きとなった要因。特に堅調な業績が期待されるIT大手に資金が集中し、大手証券が強気な見方を示したエヌビディアを筆頭に、アルファベットやAmazon.comなどが上昇した。ただし週末に成立したつなぎ予算はやや盛り上がりに欠けた印象。また、FRB・ボーマン理事が複数回の追加利上げを示唆した中で金利上昇も進み、全般的な買いには繋がっていない。また、今週は雇用関連の経済指標が多く発表される。きょうは9月のIMF製造業景気指数が発表されたが、雇用指数は4ヶ月ぶりに拡大・縮小の節目となる50を上回っており、引き続き強い雇用環境が示されている。今週は火曜日に雇用動向調査、水曜日にADP雇用報告、金曜日に雇用統計が発表されるが、今後の政策金利の道筋を見極める上で要注目」と話した。株式相場については「9月のFOMCでFRBが24年の政策金利見通しを0.5ポイント引き上げたことにより、引き続き金融政策、インフレに関連する経済指標に対し神経質な展開が続くとみている。一方、雇用統計やCPIの発表を通過すると今月後半からは決算発表が本格化する。現在の7-9月期のS&P500構成企業の増益率予想は1.0%のマイナスで4-6月期と比べて改善する予想。さらにその次の四半期にはプラス転換が見込まれる。決算期に見通しに対する前向きな見方が出てくることにより徐々に上向きを期待できる環境に移っていくと想定している」と話した。

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Amazon.comNVIDIAアルファベットミシェル・ボウマン大和証券キャピタルマーケッツアメリカ連邦公開市場委員会会合連邦準備制度理事会
金利/商品/欧州株式/株式先物

金利・商品・奥州株式・株式先物の値を伝えた。

ゲスト紹介

きょうのゲストは金融市場分析が専門のみずほ証券・大橋英敏さんと、為替の見通しはマーケットリスクアドバイザリーの深谷幸司さん。

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みずほ証券マーケット・リスク・アドバイザリー
アメリカ景気の回復は続くか?

深谷さんは「このところアメリカは強い目の指標が続いている。きのうのISMも持ち直し傾向が続いており、製造業の最悪期は脱したという見方も出ている。ただ引き締めが続いている中、景況感が良くなり続けるのかと言うとちょっとそれはなかなか矛盾した感じになっていると思う。長期金利は強い数字に反応して上がっている部分もあると思うが、それが続くのかというところ。雇用は非常に重要な項目なので、それがどうなるのか。ISMは雇用判断がちょっと強かったので、雇用統計が今週出るがどうなるか注目」などと話した。

ドル円相場は去年の高値水準まで上昇し、円安が進んでいる。何がこの流れを主導しているのか。ゲストの深谷さんに聞く。

きょうのマーケット
為替
きょうの為替は

きょうの為替は。深谷さんに聞く。ドル円予想レンジ:149.20円~150.10円。注目ポイント:投機次第のドル円相場。深谷さんは「ドル円は対外収支改善に逆行」「投機筋の円売りが加速」「アメリカ金利動向がカギに」などと話した。

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マーケット・リスク・アドバイザリー円相場
10年国債/世界の株価(2日)/株式先物
きょうの株は

きょうの株は。SMBC日興証券の安田さんに聞く。日経平均予想レンジ:31500円~31750円。注目ポイント:バリュー株の上昇は続くか?安田さんは「バリュー株の上昇鮮明。景気サイクルの好転、日米金融政策、東証のPBR1倍割れ是正要請といった複数の要因が関係している」「中国の回復がグルーバルに波及」「金利↑でバリュー株優位の状況に」などと話した。

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CME日経平均先物取引SMBC日興証券バリュー株東京証券取引所
(ニュース)
「mRNA」にノーベル賞

カロリンスカ研究所は今年のノーベル生理学医学賞を「mRNA」ワクチンの基盤技術を開発したカタリン・カリコ氏ら2人に授与すると発表した。カリコ氏らは「mRNA」を炎症反応を起こさず体内に入れられる技術を考案。この技術を基にファイザーとビオンテックが新型コロナワクチンを共同開発した。ワクチンの開発には通常10年が必要とされるがカリコ氏らの研究は新型コロナワクチンを流行からおよそ1年という短期間で実用化することに大きく貢献した。

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mRNAカタリン・カリコカロリンスカ研究所ストックホルム(スウェーデン)ドイツドリュー・ワイスマンビオンテックファイザーペンシルベニア大学ペンシルベニア州(アメリカ)
製造業景況感 2期連続改善

日銀が発表した9月短観で業況判断指数は前回6月の調査から4ポイント改善した。改善は2四半期連続となる。半導体不足が和らいだことで自動車の生産が回復したことなどが影響した。また大企業非製造業は+27と約32年ぶりの高水準となった。

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日本銀行業況判断指数
英高速鉄道計画「棚上げ」報道

イギリスの高速鉄道計画「ハイスピード2」をめぐり、「政府がマンチェスターまでの計画棚上げ決定」とITVが伝えた。「ハイスピード2」はロンドンとバーミンガムやマンチェスターなどを高速鉄道で結ぶ計画。「ハイスピード2」はコスト増大を受け閣僚からも見直しを求める声が上がっていた。

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ITVアルストムトムソン・ロイターハイスピード2フランスマンチェスター(イギリス)日立製作所
きょうの予定
きょうの予定

きょうの予定。オーストラリア中央銀行が政策金利を発表。アメリカは8月の雇用動向調査発表。

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雇用動向調査
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