アニメ制作会社の分布を見ると、最も多いのは東京・杉並区で150社近くが集まっている。「アニメのまち」杉並の歴史と魅力に迫った。最初に訪ねたのは「東京工芸大学 杉並アニメーションミュージアム」。20年前に開館した区の施設でアニメの歴史や制作の過程などを学ぶことができる。ミュージアムの館長、吉田力雄さんは制作会社で40年以上、アニメの演出などに携わってきた。吉田さんが勤めていたのは東京ムービーという1964年に杉並区に初めてできたアニメ制作会社。日本のアニメ成長期をけん引する作品を次々と生み出した。この会社ができたことをきっかけにアニメ関連の会社が増えていったと話した。杉並区にある西武新宿線上井草駅。このまちで生まれたのは日本を代表するロボットアニメ「機動戦士ガンダム」。上井草に制作会社の「サンライズ」の本社があったことからガンダム誕生の地として親しまれている。
ガンダムの制作会社は杉並区の荻窪に拠点を移している。今回、その社内を特別に見学させてもらった。ガンダムシリーズのプロデューサーなども務めたバンダイナムコフィルムワークスの谷口理さんが案内してくれた。まず見せてくれたのは初代のガンダムのセル画。また、今の制作現場も特別に見学させてもらった。アイドルアニメも手がけるこの会社。作画していたのは最新のオリジナル作品「前橋ウィッチーズ」。顔を1コマずつ微妙に表情を変えながら描く。主人公が目をつぶるカットもより枚数を重ねて色をつけて動画にすると美しい仕上がりになる。一方、最新技術を使ったアニメも制作している。ガンダムシリーズのロボットにCGで動きをつける工程。会社ではアニメ文化を支える次世代の育成にも力を入れアニメーターの塾も開いていて、全国各地から塾生を集めて1年間、授業料なしで講習を行っている。アニメのまち、杉並区。その歴史や支える人たちの思いに触れアニメ愛がさらに深まる旅だった。
ガンダムの制作会社は杉並区の荻窪に拠点を移している。今回、その社内を特別に見学させてもらった。ガンダムシリーズのプロデューサーなども務めたバンダイナムコフィルムワークスの谷口理さんが案内してくれた。まず見せてくれたのは初代のガンダムのセル画。また、今の制作現場も特別に見学させてもらった。アイドルアニメも手がけるこの会社。作画していたのは最新のオリジナル作品「前橋ウィッチーズ」。顔を1コマずつ微妙に表情を変えながら描く。主人公が目をつぶるカットもより枚数を重ねて色をつけて動画にすると美しい仕上がりになる。一方、最新技術を使ったアニメも制作している。ガンダムシリーズのロボットにCGで動きをつける工程。会社ではアニメ文化を支える次世代の育成にも力を入れアニメーターの塾も開いていて、全国各地から塾生を集めて1年間、授業料なしで講習を行っている。アニメのまち、杉並区。その歴史や支える人たちの思いに触れアニメ愛がさらに深まる旅だった。
住所: 東京都杉並区上井草2-44-10
URL: http://www.sunrise-inc.co.jp/
URL: http://www.sunrise-inc.co.jp/