TVでた蔵トップ>> キーワード

「シカのガスパチョ」 のテレビ露出情報

猟師が運営する千葉県・君津市にあるお店で売っているのはたぬきなど野生動物の毛皮にシカの皮のアクセサリーなどの加工品。さらにクマなどの精肉の販売も。ここは害獣として駆除された動物を無駄なく使うことをテーマにした専門店だ。特に人気なのがランチ。シカやイノシシの肉を使ったジビエ料理約20種類が食べ放題。夏にぴったりの鹿肉とトマトの冷製スープはクセがなく鹿肉の出汁が効いている。このユニークな店を運営するのは現役の猟師たち。自分たちで動物を捕獲し加工から販売までおこなっている。代表をつとめる原田祐介さんは猟師になって20年、獣害対策を担ってきた。今はイノシシやシカを罠でとっている。そこで痛感したのは動物がとれても加工や販売まで個人で行うには時間がかかり、経済的負担も大きすぎることだった。そのため猟師を支える新しいビジネスモデルを作ろうと考えた。特に力を注いでいるのが若い猟師たちの育成。いまは10~30代までの5人が原田さんのもとで働きながら独立を目指し加工品の作り方などを学んでいる。この日は原田さんが自ら考えたシカの角のキーホルダーの作り方を教えていた。若者の中には都内のIT企業から猟師の世界に飛び込んだ人もいる。野崎安里さんだ。もともと動物が好きで害獣として捕獲されると廃棄されることも多いと知り、命を無駄にしたくないと考えた。将来はとった肉でペットフードを作るのが目標で、今は肉の加工も学んでいる。この日は犬用の鹿肉のジャーキーの作り方。指導するのは先輩猟師。専用の機械の作り方を一から教えてもらった。自分で製品が作れるようになったら原田さんたちが買取り、販売を代行してくれる予定だ。肉を加工する施設を用意するのも大きな課題だ。原田さんたちは物件を探す手伝いもしてくれる。この日は隣町で空き家を案内している知人を紹介してもらった。手厚いサポートのおかげで来年には起業できる予定だ。原田さんは今後若者を受け入れる場を広げ、猟師を夢のある仕事にしていきたいという。原田さんのもとでは今、猟師を目指す高校生も働いていて最近はSNSで猟師になるための相談を受けることも増えているという。

© 2009-2024 WireAction, Inc. All Rights Reserved.