ことし球団設立90周年を迎えた阪神タイガースを率いるのが藤川球児監督。1998年ドラフト1位で阪神に入団し、2004年に中継ぎに転向すると火の玉ストレートと呼ばれた豪速球を武器に阪神の絶対的守護神として活躍した。2013年にはメジャーにも挑戦した。再び阪神に復帰し2020年に現役を引退し、今シーズンコーチ経験なしで監督に抜擢された。藤川球児監督は、選手たちをみんなに見てもらうことを重要に考えて自分の役割を努めようとしているなどと話した。藤川監督のチーム作りの秘訣1つ目は、選手との絶妙な距離感。少しでも選手の考えていることを理解したいと積極的に話しかけている。2つ目は、1軍2軍の垣根をなくす。プレイヤーにスポットライトが当たるような野球を目指したいという。キーマンについて藤川監督は工藤泰成投手を挙げた。オープン戦4試合を投げて無失点。今月6日、支配下登録を勝ち取った。打線のキーマンは佐藤輝明を挙げた。期待は打撃だけにとどまらず、走塁技術もトップクラスだという。