奈良公園のシカは1325頭でうちオスは313頭という。シカの角切りという行事が行われたことで角の生えたシカは比較的少なくなっている。しかし、10月は鹿の発情期のピークであることから、シカによる負傷事例は先月だけで43件発生しうち角によるケガは35件に上っている。角によるケガは去年の5件から約7倍となってしまっている。これを受けて奈良公園ではオス鹿への警戒を英語・中国語でも呼びかけている。鹿せんべいを外国人が上げることで歯科による被害が増える形となったといい、去年と比べ鹿は100頭ほど増えているという。自撮り棒を使ってシカと2ショットを撮ろうとする人の姿も見られ、野生の動物であるにも関わらず警戒しない人も多いという。また、鹿せんべいを与える際は手を伸ばして与え、無くなったら両手をパーにすることでもう持っていないと伝えることが大切だという。