台湾総裁選与党民進党の候補は中国の圧力に対抗する。野党国民党候補は中国との対話で平和を守る。民衆党候補は中国との対話を通じ武力衝突を防ぐ必要がある。世論調査では民衆党と国民党は大接戦。民衆党に投票する人の傾向は自由で民主的な台湾を守りたい。国民党に投票する人の傾向は中国との戦争になるリスクを下げたい。台湾の人々の意識は永遠に現状維持が最も多い。台湾問題について習近平国家主席は「平和統一の実現を目指しているが武力行使の放棄は約束しない」と話した。
中国は台湾を代表するフルーツ「シャカトウ」をめぐり2021年9月禁輸措置をとっていたが去年6月輸入を再開した。輸入再開は国民党にとって大きなプラス材料になる。ジャーナリストは「中国に融和的な姿勢の国民党を支持することが台湾の皆さんの利益になる」と話した。また、禁輸措置を受けたハタも去年12月輸入を再開した。ジャーナリストは「民進党の基盤に揺さぶりをかけた形」と話した。中国国家ラジオテレビ総局は台湾の人気ロックバンドに台湾は中国の一部だとする中国の主張を支持するよう要求したがロックバンドは拒否した。その後当局は口パクの疑いで調査した。中国は人気ロックバンドの発信力を通じて世論に影響を与えようとした可能性がある。台湾検察は嘘の記事を公開した容疑で台湾メディアの記者を拘束した。検察は総統選挙に影響を与えようとする中国共産党の指示があったとみて捜査している。台湾メディアによると、ネット上では偽情報が拡散され、おおくは民進党に不利な印象を与える内容。