道を塞ぐようにずらりと止まった放置自転車。マナー違反者に直撃すると身勝手な理由を口にした。今日取材班が向かったのは大阪・御堂筋。周辺では至るところに放置自転車が溢れかえっていた。さらに路地に入ると50台ほどの放置自転車が。駐輪禁止マークの上でもお構いなし。2年後の大阪・関西万博の開催に向けて市は御堂筋を一新しようとしている。そこでモデルとしてういるのが、世界で最も美しい通りとされているシャンゼリゼ通り。大阪市は百貨店や高級ブランド店の立ち並ぶエリアの歩道を、これまでの2倍以上になる13.5mに広げ歩行者優先の街づくりをしている。しかし、御堂筋を見ると放置自転車が歩道をふさぎ、歩行者の通行の妨げになっている。シャンゼリゼ通りには遠く及ばないのが現状。市と地元商店街は御堂筋から放置自転車をなくすため、これまで赤い札を張り警告放送を行い撤去してきたが、来月からは放置自転車を発見し次第リアルタイム撤去するという。