シャープは大型液晶パネルの生産停止に伴い、工場の従業員を対象に500人規模の早期退職を募集していることが分かった。テレビ向けの大型液晶パネル事業の不振を受けて、シャープは子会社・堺ディスプレイプロダクトの工場での生産を今年9月末までに停止する方針を決めている。早期退職に応募した社員に対しては年齢に応じて月収の最大24か月分の加算金を支払うと共に、専門業者による再就職支援などを行うとしている。残りの従業員についてはパネルの開発部門など他の部署に配置転換することを検討している。今後は白物家電などの事業に注力する方針。