シャープ・河村哲治社長は「独自のシャープペンシルの芯の繰り出しのメカニズムを発明して、われわれの社名のシャープの由来にもなっている」と話す。シャープペンシル開発から始まった総合電機メーカー・シャープ。河村社長は1984年にシャープに入社し、キャリアの3分の2を海外で過ごした。海外での知見を生かし、まさに今急ぐのは自社の変革。シャープは1912年の創業以来、「目の付けどころがシャープでしょ」をキャッチコピーに、テレビなど数々の家電を生み出してきた。2001年に投入したのが液晶テレビAQUOS。2004年に稼働した生産拠点・亀山工場で作られる世界の亀山モデルがヒット。液晶テレビ市場を牽引して2008年の売上高は3兆4000億円を超えた。しかし2008年以降、リーマンショックや中韓企業の台頭で液晶パネルの価格が暴落。巨額投資をした工場が重い固定費となり、債務超過に陥った。
