東京都はシルバーパスの負担額を新年度から4割程度引き下げる。有効期間が1年のものは現行の2万510円を1万2000円に引き下げる。高齢者の家計負担を減らすことで外出しやすくし、社会参加を後押しする狙いがある。また都はシルバーパス制度についてIC化など抜本的な見直しも進める方針。一方東京都は人材確保が難しい教員や技術系公務員の採用に関して奨学金の半額を肩代わりする支援を開始することを決めた。対象はことし4月以降に採用される教員3000人、技術系公務員400人を想定。来年4月以降、奨学金の返還総額の2分の1(最大150万円)を都が本人に代わって返還する。