福井県大野市のシルバー人材センター。平均年齢は75歳で、611人の会員が所属している。ここは全国のシルバー人材センターの中で収入が5年連続日本一だという。大野市シルバー人材センターが運営している直売所では地元でとれた旬の野菜などを販売している。また食堂も併設されている。コロッケは地元の里芋を使用、そばは地元のそば粉を使うなど大野の素材をふんだんに使った料理ばかり。おふくろの味が話題を呼んで雑誌にも掲載された。週末には県外からも多くの人が訪れて、直売所や食堂などを含めた昨年度の収入総額は約6700万円。全国のシルバー人材センターで5年連続日本一となった。大野市シルバー人材センターは独自事業に力を入れている。独自事業では現場の権限が大きく、生産・加工・販売すべてを行い、コストが削減できるので収益が増えている。また結果が目に見えることで会員にとってやりがいとなり働く意欲にもつながっている。