シンガポールの「GKE Agritech」では「垂直農法」が行われている。農地にする土地がないシンガポールは、縦に空間を利用することで土地不足を解消している。「GKE Agritech」では部屋の湿度・温度などを自動でコントロールしており、気候や自然災害などの影響を受けないという。苗の植え付けや収穫もロボットが行うことで人手を大幅に削減している。また光合成に最適な紫色の光を当てることによって成長を促進。ケールであれば成長速度は露地栽培の1.5倍で、垂直農法により栽培量は7倍になり、かけ合わせると約10倍の収穫が可能だという。さらにコントロールされた環境なので無農薬で栽培しており、安全性も担保されているとのこと。このように都会の真ん中で育てられた野菜は味と品質、そして鮮度の良さから高級ブランド野菜となっている。