きのう中国に返還された上野動物園で暮らした2頭のパンダ・リーリーとシンシン。2頭は中国ジャイアントパンダ保護研究センターに無事到着した。2頭を長い間見守ってきた富田副園長が返還までの裏側を語った。30日、成田空港の展望デッキには約500人のファンの姿があった。リーリーとシンシンは2011年2月にやって来た。翌月、東日本大震災が発生。その影響で園は一時休園となった。園が再開しリーリーとシンシンが初公開されたときには多くの人が詰めかけた。2017年、リーリーとシンシンの間にシャンシャンが誕生した。リーリーとシンシンは今19歳で高齢。シンシンの血圧が高く、薬などで治療したが改善が見られず、輸送に耐えられる健康状態のうちに返還されることになった。最後の観覧日になった28日、早朝から長蛇の列が出来ていた。