文章を自動でつくる生成AIについて東京都は今日から都庁内の全局で導入し、業務での活用を始めた。都は今年5月からプロジェクトチームを設けて生成AIの業務活用に向けた検討を進め、個人情報や気密性の高い情報は入力しないことを盛り込んだガイドラインを策定して、今日から全ての局で導入した。このうち、環境局では職員が「高尾山周辺に生息する動物を学ぶ自然学習ツールをSNSで発信するにあたり親しみやすい文章」をAIに質問すると、絵文字を使用して3つの案が表示されたが、案の1つに高尾山周辺に生息していない動物の絵文字を使用されていたことから職員が削除した。都が生成AIの利用を想定しているのは、会議の議事録や要約などの文章作成や企画のアイデアの提案などで、およそ5万人の職員が利用できる対象だという。