FRB・パウエル議長の議会証言が2日間あった。マーケットでは想定通りハト派と受け止められたよう。スタジオで解説「いくつかポイントがあった。1点目は利下げの開始に2%のインフレ目標の達成を待たないとあった。6月の雇用統計を受け、労働市場が完全に均衡を取り戻したようだとfully back in balanceという言葉を使った。ここが踏み込んだ。3つ目はFedが、FRBが直面しているリスクはインフレだけではないと、デュアルマンデート、インフレと雇用の確保とあるが、2つ目の方、景気後退リスクの方に重点を当てたところも大きな変化。3つの変更を考えると、市場に年内での利下げ予想が、意識させる内容になったのでは。年内2回の利下げ確率が織り込まれているが、それをインラインの内容になったのでは」と解説した。