円高ドル安が進み現在も一ドル140円台となっている。山川氏は背景について「ドル安が進んでいるのには1つアメリカの景気減速懸念、自国通貨の下落要因。2つトランプ氏がほのめかしたFRBパウエル議長の解任説、思惑先行のドル安要因。3つ加藤財務大臣とベッセント財務長官の為替をテーマとする会談、トランプ氏が円安を問題視している以上加藤財務大臣とベッセント財務長官が会う時は水面下での利権調整がある。外向けには慎重な発信に留まると思う」などとした。為替介入について「アメリカでは米国債の信任が揺らいでいて金利が上昇していることが警戒されている。ウォール街出身のベッセント財務長官は債権に詳しくリスクは心得ていると思われる」とした。日銀の早期利上げについては「利上げによる急速な円高になった場合自動車業界は関税と円高のダブルパンチ。日銀は去年夏に利上げきっかけで株価が暴落したトラウマもあり簡単ではない」などと解説した。