スウェーデン王立科学アカデミーは14日、今年のノーベル経済学賞を発表した。選ばれたのは、米国・マサチューセッツ工科大学教授のダロン・アセモグル氏とサイモン・ジョンソン氏、シカゴ大学教授のジェームズ・ロビンソン氏。3人は、植民地化された国々がその後に繁栄するかどうかは植民地時代に導入された社会制度が1つの要因であることを解き明かした。3人の功績についてノーベル委員会は、「国の繁栄には社会制度が重要であることを証明し、法の支配が不十分な社会や国民を搾取するような制度は、成長や良い変化をもたらさない。受賞者たちの研究はその理由を理解するのに役立っている」と評価した。