パリで開かれていたAIアクションサミット。AIの開発や規制を巡って国際的な枠組み作りを目指すもので、最終日の2月11日(火)は首脳会議が行われた。AIの開発を巡ってアメリカではバイデン政権が安全性に関する報告義務などの規制を課していたが、これをトランプ政権が撤廃。また中国企業「ディープシーク」が短期間で高性能なAIを開発するなどEU諸国と比べて規制の緩い米中のAI開発が加速している。こうした状況に危機感を示したのはフランス・マクロン大統領。EUはAI分野におよそ31兆円を投資すると発表。これまでは世界で初めて規制法を成立させるなど規制を重視してきたが、開発推進に軸足を移しつつある。