インドの主要な輸出品目で2023年度には約49億円ドルの利益を生み出した冷凍エビ。その最大の輸出先はアメリカだが、トランプ関税ではインドに対し26%を課すと言われている。その主要な産地の1つ、アンドラ・プラデシュ州では早くも養殖業者に影響が出ている。関税を見込んだ輸出化価格を引き下げたい貿易業者などの求めに応じて、養殖業者が取引価格を大幅に下げざるを得ず、中には20%ほど安く販売するケースもあった。こうした中インドのモディ首相はアメリカのバンス副大統領と会談し、新たな貿易協定の締結に向けて交渉を加速させていくとしている。