アフリカには地図に載っていない不思議な地域が存在する。それがソマリランド。この地域は10年もの間内戦が続いていた、ソマリア連邦共和国から一方的に独立を宣言し国を作ってしまった。国際的には国と認められていない。危険地帯を進みながら人々のギリギリの生活を紹介。隣国・ジブチからやって来たのはトラック運転手のラシド。税関の窓口で国境税を払っていた。支払いは17万円ほどだが大量の札束が必要になる。税関職員も数えずざっくりと判断している。ラシドは整備士を乗せて出発。350km先のハルゲイサまで、大量の絨毯を運ぶ。順調に行けば2日ほど。ラシドの稼ぎは1往復1万7000円。ソマリランドの平均月収の1.5倍。しかしこのあたりは地雷だらけの超危険地帯だった。走っていると2台のトラックが正面衝突していた。