中国への返還が決まり国内から姿を消す可能性があるジャイアントパンダ。おととい中国を訪れていた日中友好議連の森山裕会長が中国側に新たなパンダの貸与を要請した。元々議連の代表は自民党元幹事長の二階俊博氏が務めていたポスト。海江田万里副会長は、日本国民はパンダがいなくなって悲しんでいる、日中友好のためにならないとの趣旨の発言をしたと語った。これに対し中国側は前向きな反応を示したという。1972年に上野動物園に「カンカン」「ランラン」が友好の証として来日、その後2008年には上野動物園からパンダがゼロになるが2011年には「リーリー」「シンシン」が来日した。当時は尖閣諸島をめぐり日中関係が冷え込み、中国側が関係改善を期待するサインではとの声もあがった。東京女子大学 家永真幸教授は、中国は沢山の数を飼育しており国家のパンダ保護施設でも管理しているのでやるとなったら割とすぐに準備できる状況だと話した。タイミングについては、ゼロになる前に次のパンダを提供することを発表し友好を演出する、パンダ待望論の盛り上がりをみて満を持してパンダを提供する演出に使う2択ではと語った。