和歌山県白浜町のアドベンチャーワールドで午後4時から行われたパンダのお別れセレモニー。成長の記録を移した映像が流れると思わず涙ぐむ人も。最後の一般公開となった今日、開演前には約1400人の長蛇の列ができた。多くの人が黒い服を着ていたが、写真を撮影した時にガラスに反射しても目立たないように黒を着ているという。4頭のパンダが今後暮らすことになる中国の飼育施設は四川省成都市の中心部からほど近い成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地。およそ300ヘクタール東京ドーム64個分の広大な敷地に260頭のパンダが暮らしている。この日の最高気温は38℃で、暑さに弱いパンダたちは冷房が効いた屋内の展示施設で過ごしている。ここでは展示施設のほかレストランやグッズショップなどがあり、パンダをテーマにした劇場まで常設されている。このパンダ基地のシンボルが高さ約70mのタケノコタワー。展望台となっており広大な施設の様子や成都市の街並みを見渡すことができる。日本から来る4頭の飼育に向けた準備が着々と進められている。4頭は中国に到着後、検疫のために隔離される予定で一般公開の時期はまだ未定。