午後2時、ジャニー喜多川氏の性加害問題を巡り、2度目の会見を行ったジャニーズ事務所。会場に294人の記者らが詰めかけた。冒頭で東山社長は先月7日の会見で社名を残すとした発言を内向きだったと反省した。新たに示したのはジャニーズ解体と新会社設立。今月17日付で社名をSMILE-UP.に変更。その上でマネジメント育成業務から撤退して被害者への補償のみ行うと説明した。対応を終えた後に廃業する方針だという。その上で藤島ジュリー前社長は名前が変更された後も100%株主として取締役に留まるとした。会見では欠席した藤島ジュリー前社長の手紙を井ノ原快彦氏が代読した。「ジャニー喜多川の痕跡をこの世からなくしたいと思う」等の内容だった。そして旧ジャニーズ事務所が被害者への保証会社となることに伴い、タレントと個別にエージェント契約などを結ぶ新会社を立ち上げることが発表された。新会社名についてはファンクラブで公募する形を採用するという。既に新会社とのエージェント契約についてタレントからのヒアリングを進めているという。一方でジャニーズの屋号廃止により「関ジャニ∞」などのグループ名変更を巡る葛藤が生じていることが明かされた。グループ名については所属タレントが考えて決めていくとしている。さらに元V6の岡田准一さんが対処するとの見通しを示した一部報道についても質問が飛んだ。井ノ原氏は「連絡を取っている。何も変わらないので我々の関係性は、だから会社があって会社を出るとかそういうこと関係ないよねって話をしていて、エージェント会社にしていくってことはそういう自由度もあるんだということ」と話した。帝国データバンクによると、ジャニーズ事務所タレントをテレビCMなどに起用した65社のうち33社が起用を見直したことが分かっている。
会見では性加害問題に対応する被害者救済委員会に478人から申し出があり、うち325人が補償を求めていることが明かされた。補償は11月から開始予定で補償額の算定基準などは今後決定するとしている。新会社の副社長に就任する井ノ原氏は「今後もタレントを辞めるつもりはない」と明言。また、藤島ジュリー氏の体調については「体調はそんなに悪くない。ただ会見に出るとどうなるか分からないということでこのような形になった」と説明。会見中に笑顔を見せ合う場面もあった2人。一方で会場に怒号が飛び交う場面もあった。そしてジャニーズファンを公言する記者からは”ファンが加害者扱いをされている”との不安が示された。ファンが加害者との考えは的外れとの認識が示された。会見を受けてフジテレビは「ジャニーズ事務所が会見を開き、社名変更を含む今後の会社運営、被害者への補償・救済などの方針を発表しました。当社は、このたび示された方針が速やかに実行されていくよう求めてまいります。ただ、具体的にはまだ詳細が不明な部分もあり、引き続きジャニーズ事務所の対応を注視してまいります。キャスティングに関しては、被害者への対応が着実に実施されていることを確認しながら適切に判断してまいります。改めてこの問題に対する当社の認識は不足していたと反省しており、企業として、また報道機関として、今回のジャニーズ事務所の件への対応を含め、あらゆる人権尊重のための責任を果たしていく所存です」とコメント。
会見では性加害問題に対応する被害者救済委員会に478人から申し出があり、うち325人が補償を求めていることが明かされた。補償は11月から開始予定で補償額の算定基準などは今後決定するとしている。新会社の副社長に就任する井ノ原氏は「今後もタレントを辞めるつもりはない」と明言。また、藤島ジュリー氏の体調については「体調はそんなに悪くない。ただ会見に出るとどうなるか分からないということでこのような形になった」と説明。会見中に笑顔を見せ合う場面もあった2人。一方で会場に怒号が飛び交う場面もあった。そしてジャニーズファンを公言する記者からは”ファンが加害者扱いをされている”との不安が示された。ファンが加害者との考えは的外れとの認識が示された。会見を受けてフジテレビは「ジャニーズ事務所が会見を開き、社名変更を含む今後の会社運営、被害者への補償・救済などの方針を発表しました。当社は、このたび示された方針が速やかに実行されていくよう求めてまいります。ただ、具体的にはまだ詳細が不明な部分もあり、引き続きジャニーズ事務所の対応を注視してまいります。キャスティングに関しては、被害者への対応が着実に実施されていることを確認しながら適切に判断してまいります。改めてこの問題に対する当社の認識は不足していたと反省しており、企業として、また報道機関として、今回のジャニーズ事務所の件への対応を含め、あらゆる人権尊重のための責任を果たしていく所存です」とコメント。