自民党総裁選について、前回の石破票はどこに流れるのか。今回の総裁選はフルスペックで行われることが決定。フルスペックとなるため、国会議員票と党員票が295票ずつ集められ、投開票となる。過半数獲得となった場合、新総裁選出となるが、過半数とならなかった場合には上位2人で決選投票となる。この場合は国会議員票295、都道府県票47で新総裁選出となる。21年には4人の候補者がおり決選投票となり、昨年は9人が立候補し決選投票となった。林氏は立候補が5人くらいになると今回も決選投票になる可能性が高いと予想。決選投票に進めるかは党員票がカギになると指摘。前回総裁選の第1回投票結果を振り返る。高市氏、ついで石破氏だったが、党員票は109、108と党員票で多く集めていた。小泉氏は国会議員票は一番多い75票集めたが、党員票が61と伸び悩み決選投票に進めなかった。JNNの世論調査によると小泉氏と高市氏は次の総理にふさわしいとして同率1位に選ばれている。しかし、自民党支持層に限ると1位の小泉氏は29.1%、高市氏は2位で19.1%となる。読売新聞の調査では、次の総理にふさわしいのは1位高市氏、2位小泉氏となっているが、自民党支持層に限ると逆転する。前回の総裁選で石破氏に投票した党員票は108でこれの行き先は小泉氏や林氏ではないかと考えられるという。石破票の行方について、石破氏との関係性に左右される可能性もあるという。