ジャマイカの弔いを取材したVTRの続き。お通夜では、陽気な音楽が流れ、出店があり、人がたくさん集まっていた。ジャマイカでは命日から1~2カ月後にお通夜を行う。ジャマイカでは海外で働く人も多いため、そうした人も参加できるように期間が空いている。集まったみんなで故人の思い出を語りながら食事やゲームなどを楽しむ。生演奏される賛美歌やレゲエは、亡くなった人へ捧げる祈りの意味がある。懸命に生きた人に最後の敬意を払っている。時間をかけて死者を弔うことは、ジャマイカの人たちが昔から大切にしてきたこと。もともと、ナインナイトと呼ばれ、9日間に渡る盛大に弔う文化が一般的だった。今では9日間かけることは少なくなったが、その精神は根付いている。