米国のトランプ次期大統領は14日、フロリダ州の自宅で演説し「大統領選挙は誰も文句の言わない最大の勝利だった」と振り返るとともに、自身への「熱狂は倍増している」と自慢した。また、来年1月の大統領就任式を待たずに、大統領選挙の投票日となった11月5日から任期を始めてほしいと訴えた。トランプ氏はこれに先立ち、保健行政を統括する厚生長官にケネディ元大統領のおいのロバート・ケネディ・ジュニア氏を起用すると発表した。ケネディ氏は無所属で大統領選挙に出馬していたが、8月に撤退してトランプ氏の支持に回っていた。ケネディ氏はワクチンに懐疑的な言動で知られ、新型コロナウイルスの陰謀論を支持するなど物議も醸していて、保健行政の混乱は避けられないとの見方も出ている。