FBIは行方が分からなくなっていた琉球王国の国王肖像画など22点が沖縄県に返還された経緯を明らかにした。米マサチューセッツ州の家族が父親の遺品整理で屋根裏から発見しFBIの盗難美術品リストに含まれていることに気づき通報したという。遺品にはタイプライターで書かれた無記名の手紙が添えられていた。ケリー特別捜査官は美術の専門家とともに文化財の確認作業を行ったことを振り返り貴重な文化財だと実感したとしている。通報した家族の亡くなった父親は第2次世界大戦に参加した退役軍人だったが太平洋地域には配属されたことはなかったとしている。