米アイオワ州から中継。11月の大統領選がバイデン大統領対トランプ前大統領の構図になることがほぼ固まってきており、変わらない顔ぶれに対する閉塞感も出てきているとのこと。アイオワ州では共和党の候補者選びの初戦がまもなく始まるとあって盛り上がりを見せてはいるが、アメリカ全体としてはどちらも弱みを持つ高齢者対決で盛り上がりに欠ける印象だという。トランプ氏は起訴されたものの、「バイデン政権による政治的迫害だ」などと自身が被害者だと強調することで高い支持率を得ている。またバイデン政権は物価上昇など現状への不満から支持率が低迷しており、トランプ氏が巧みに不満をすくい取っているようにみえるとのこと。ただトランプ氏は裁判の行方次第で支持率が急落する恐れがあり、「どちらがより嫌いか」の選挙になる上に、選挙によって社会の分断がさらに進むとみる指摘もある。アイオワ州の現状は、最新の世論調査でトランプ氏が独走しているが、アイオワ州は現在記録的寒波に見舞われ、投票日の夜の最低気温はマイナス25℃予想であり、これがトランプ氏の支持にどう影響を与えるか注目される。