イスラエル軍によるガザへの攻撃を巡って、米国の大学で若者の抗議活動が広がり、バイデン大統領は対応に苦慮しているよう。高橋祐介解説委員が「米国とイスラエルの政治はしばしば密接に連動する。先月半ばから米国各地の大学キャンパスに広がった若者たちの反イスラエルの抗議行動は、ひとまず大きな混乱には歯止めがかかっている状態。しかしイスラエルのネタニヤフ首相は、ガダ地区南部ラファへの攻撃を拡大する構えを崩さない。仮に大規模な地上作戦に踏み切れば抗議行動も再び激しくなりそう。大統領は若者たちの平和的な抗議行動は歓迎するとする一方で、反ユダヤ主義と暴力は断固阻止するとしている。イスラエルに対して民間人の保護を求めるとともに、米国からの武器支援の一部を停止してネタニヤフ首相に自制を促す圧力を強めている。これに対して議会下院で多数派を占める野党・共和党は支援停止を解除する法案を提出。与党・民主党は意見が割れている。選挙資金集めにも影響がありそう。バイデン氏は前回の大統領選挙で若者の多くから支持を集めてトランプ氏に競り勝った。しかし今回は怒れる若者たちにバイデン離れの兆候も指摘されている」とスタジオで述べた。