27日、米国大統領選挙に向けて4年ぶりの直接対決となるテレビ討論会を行ったバイデン大統領とトランプ前大統領。インフレやウクライナ情勢などについて論戦を繰り広げた。バイデン氏は序盤から声がかすれるなど、力強さや精彩を欠いていたとメディアに伝えられた。一夜明けて、バイデン氏は選挙集会で盛り返しを誓った。このなかでバイデン大統領は「私は若くないことはわかっている。討論も以前ほど上手にはできない。でも真実を述べることは知っている」と述べた。バイデン陣営の広報担当者は選挙戦からの撤退に関する議論は行われているかと問われたのに対し「そのような話は一切ない」と述べて否定。またホワイトハウスの報道官は「討論会当日、かぜをひき喉の痛みを感じていた」と明らかにした。一方、トランプ氏は「われわれの国を破壊しようとしている男に対し、討論会で大きな勝利を収めた」と主張し、攻勢を強めている。トランプ前大統領「バイデン氏の問題は年齢ではなく、ひどく無能であることだ。考えるべきは、バイデン氏があと4年、大統領を続け、米国が生き残れるかだ」と述べた。